一番がいけない理由

From:藤原由基


あなたは一番が良いと

思っていますか?

 

業界ナンバー1

シェアナンバー1

社内ナンバー1


いろんな一番があります。


1番になることは

とても名誉なことです。 

 

実績となり、

自分の価値を上げる要素の

一つにもなります。 

 

私も飲食店で社内ナンバー1になった時、

自分の価値が一気に上がった気がしました。 

 

1番は自信を得られますし

1番だと良いこともたくさんあります。 

 

業界ナンバー1になったら、

売上や利益も伸びる可能性もありますし、

会社もさらに大きくするチャンスが生まれます。 

 

しかしナンバー1になりたいと思っているのは、

「自分だけ」ってこともありますよね。 


社員が多くいたら、

みんながみんな1番になりたいと

思っていないですし、


「俺には関係ねぇや」


ぐらいの感覚の人もいるでしょう。 

 

ただそれも一理あると私は思います。


「1番になりたい」


これは自分のエゴでも

あるのではないでしょうか。

 

1番になれば、

本当に会社に関わる全ての人が

幸せになれるのでしょうか。 

 

「何かを得れば、何かを失う」


1位になれば、

何か失うものがあると私は思います。


もちろん得るものをあるはずです。 

 

これはあなたの1番になる目的次第で

大きく変わってくるはずです。 

 

自分の名誉や野心といった

エゴのためなのか。


それとも戦略的に会社をナンバー1

にした方がいいと思ったのか。


目的の違いが大きな違いを生みます。


**********************

多くの商品が売上目標を達成できないのはなぜか?


それは「スピード」よりも「よりよい品質」を強調するからだ。


ナンバー2の企業のほとんどは、

よりよい品質の類似品を出せば成功すると考えるが、

実際には、ライバルよりよい商品を作るだけではダメなのだ。


勝利を得るためには、

他のブランドが市場リーダーになる

チャンスを掴む前に売り出すこと。


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これはポジションング戦略という本で

書かれていたことです。


ほとんどの企業、

または人は常に


「よりよい」


を考えているはずです。 

 

他と比べてあそこを良くしよう。


それは家電業界で

顕著にみられます。


機能などはほぼ変更されないまま、

新シリーズが出るドライヤーなど。

 

これは企業も同じなはずです。 

 

ナンバー1を目指すのに、

よりよいを求める。

 

ポジショニング戦略では

その方法ではいけないと書いてありました。

 

業界1番を狙うとそうなります。

エゴや名誉で自分が見えなくなります。 

 

ポジションング戦略では


お山の大将ではなく、まずは大将になれ


と言っています。

 

つまりオンリーワンということです。 

 

自分だけのポジションを作り、

そのポジションで大将になってから、

その山を少しずつ大きくしていいけばいい

と書いてありました。 

 

これは企業でもそうですし、

個人においても当てはまるのではないでしょうか。

 

私はスタッフのマネジメントで、

他のスタッフと比べ

失敗したことがあります。 

 

私は決して社内で1番になろうと思って

マネジメントしていたわけではありません。 

 

ただひたらすら

スタッフ一人一人と向き合っていたら、

いつの間にか1番になっていました。

 

今働き方改革と世間でも

話題になっていると思いますが、

そういうことかなと思っています。 

 

実はこれは動画でも言えることなんですね。

 

よりより動画を作ろうとすると

動画の良さが伝わりません。 

 

動画でもオンリーワンを目指すこと。 


お山の大将を狙うのではなく、

大将を狙う。

 

伝えるメッセージも、

動画の内容自体もオンリーワン。 


これは難しく考えることではなく、

動画の良さを活用すればいいだけなのです。


クオリティーはいりません。


編集スキルもいりません。


ただありのままの姿を

伝えればいいのです。 

 

それがオンリーワンです。

 

もしうまくいかないことが

多いと感じているなら、

「よりよい」

と考えてしまっている可能性があります。 

 

P.S

動画も会社も個人も

原則的な考え方は一緒ですね。

セールスコピーライター 藤原由基

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