ファブリーズが売れたワケ
From 藤原由基
消臭スプレーは私たちの日常でも
欠かせないものとなりました。
1日に1つはあるでしょうし、
焼肉屋のような匂いのつくお店にも
サービスの一貫として置いています。
その火付け役がファブリーズ。
しかしそのファブリーズ、
実は最初売れなかったそうです。
あなたはこの話を知っていますか?
はじめファブリーズは
「臭いを消すため」
に作られたそうです。
もちろん今はほとんどの人が
「臭いを消すため」
に使用しています。
しかし発売当初は臭いを消すという
ポジションでは全然売れませんでした。
そしてリサーチをし、ある事に気づきました。
猫を飼っている家を調査した時、
なんと9匹の猫を飼っている人は
自分の家の臭いに気づいておらず、
「臭いは気にならない」
という調査結果が出ました。
それはその家だけではなく、
ほとんどの家がそうだったのです。
人は自分の臭いには鈍感って事です。
そこではじめて「臭いを消すこと」を
しようとしていないことわかりました。
そしてその後もリサーチを重ねわかったことがあります。
人は掃除をした後、
「幸せを感じる行動をしている事」
に気づきました。
そしてその中で掃除の仕上げとして
いい匂いをつけるためにファブリーズを
使用していることがわかったのです。
そのリサーチからファブリーズは
「臭いを消す」ではなく、「匂いをつける」
という打ち出し方に変えたそうです。
そして、今は何十億規模の市場へと
伸びていく事になったのです。
私たちは自分が良いと思ったものを
人に届けようと思っています。
もちろん自分が良いと思っているので、
良いものに間違いありません。
しかしそれが良いと決めるのは
「お客さん」です。
あくまでもお客さん目線で
考える必要があります。
ファブリーズも臭いを消すという発想は
「あの人の臭いが消えたら良いな」
という主観によって作られたものでしょう。
しかし実際臭いのする人は、
自分が臭うってことを知りません。
だからその人には響かない
メッセージだったという事です。
少し視点を変え、打ち出し方を変えただけで
何十億もの市場が生まれます。
あなたの売っているものは、
その打ち出し方がベストなのでしょうか?
他に用途は?
他の使い方は?
顧客はどんな風に使っていますか?
たまに見るテレビで掃除上手な人は
100均のアイテムをうまく利用したりしていますよね?
おそらくそれで爆発的に
売れた商品もあるはずです。
少し角度を変えるだけで
あなたの売っているもの化ける可能性があるのです。
何を売るか
ではなく、
誰に売るか
が重要なのです。
ダン・ケネディが見つけた3Mをご存知でしょうか?
メッセージ
マーケット
メディア
どこの誰に、どのように、何を伝えるか。
要はリサーチをいっぱいしろって事ですね。
私もリサーチたくさんしていきます。
お互いに成長し幸せな人を
増やせるように頑張っていきましょう!
P.S
人は忘れますから何かに書き
デスクに貼っておくとリマインダーとして機能しますね。
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